本記事ではプログレス法と並ぶ未来予測の技術、ソーラーアークについて触れてみます。
記事の概要:
- ソーラーアークとプログレス法:2大チャート進行法
- ソーラーアークとプログレスチャートの違い
- ソーラーアーク進行の計算法
- ソーラーアークのオーブ(有効期間)は約9ヶ月
- 自分のチャートでソーラーアークを試す方法
- ソーラーアーク天体の解釈
- ソーラーアークとプログレス法、どちらを使うべきか
- おすすめの文献と講座
ソーラーアークとプログレス法:2大チャート進行法
日本で普及しているプログレス法(別名一日一年法と呼ばれる出生図の進行法)は西洋でも長年の歴史を持つチャート進行法(西洋での呼び名は「セカンダリープログレッション」)ですが、実はその他にも数々のチャート進行法が存在します。
現在プロの西洋占星術師達の間で最も普及している進行法は、ソーラーアーク(Solar Arc Direction)とプログレス法(Secondary Progression)の二つです。ノエル・ティルはソーラーアーク占星術の普及に大きく貢献しましたが、ソーラーアークに加えてプログレスの月も使用しています。
プログレス法のみ使用してきた占星家の方でも、ソーラーアーク法を使用し始めるとその魅力と有用性の虜になる事がままあります。この2大進行法の違いを学ぶことで、更に洗練された未来予測のテクニックを身につけることが可能になります。
ソーラーアーク占星術とプログレスチャートの違い
ソーラーアーク占星術とプログレスチャートの大きな違いは、動きの遅い天体(土星〜冥王星)の進行速度です。プログレスチャートにおいては全くと言って良いほど動かない海王星や冥王星なども、ソーラーアークにおいては一年ほぼ一度の速度で進行するので、未来予測の解釈の幅をぐっと広げる結果を生みます。
ノエル・ティルはプログレス法とソーラーアーク法の両方についての著書を出版していますが、変化の激しい現代においては重要な人生の転機(転職、離婚、引越しなど)が昔よりもはるかに頻繁に起こるという事を考慮し、現代社会の変化のペースをより忠実に反映した進行法を使用すべき、と述べています。
プログレス法において、土星以遠の外惑星は進行速度がゆっくり過ぎるため、ほぼ使用不可能となります。ソーラーアーク法においては出生図でケーデントハウス(3、6、9、12ハウス)内に位置する外惑星は10歳〜30歳までにASC・MC軸を通過し、家族構成・家庭環境・仕事面の変化の時期を表す事がよくあります。
ソーラーアーク進行の計算法
ソーラーアークの天体は「プログレスの太陽と同じ速度」つまり一年につき約一度の速さで進行します。現在のプログレスチャートの太陽と、出生図の太陽の間の角距離(アーク)が、ソーラーアークによってチャート全体を進行させるべき角距離です。
プログレスの太陽位置 − 出生図の太陽位置 = ソーラーアーク進行の角距離
(もちろん西洋の占星術ソフトはソーラーアーク法に対応しているので、自動的に進行済みのチャートを算出してくれます)。
ソーラーアークのオーブ(有効時期)は約9ヶ月間
ソーラーアークにおいてはチャート内全ての天体・軸が同じ速度で進行します。
例えば運行速度の早い金星も、ソーラーアークにおいては長期間の効果範囲(接近中の6ヶ月間、離脱中の3ヶ月間ほど)を持ちます。つまり、ソーラーアーク金星から太陽へのアスペクト(金星=太陽と表記)は約9ヶ月の間有効で、恋愛や芸術的作業の成功を強く示唆する時期となります。
トランジットの金星は動きが速すぎるため、多くの場合「快適な数日間」としての経験しかもたらしません。トランジットの木星に関しても似た様な事が言えますが、ソーラーアークの木星は約9ヶ月間、報酬やチャンスをもたらす可能性に満ちた時期を示唆しています。
自分のチャートでソーラーアークを試す方法
ソーラーアークは自分のホロスコープで試しやすい進行法です。若干粗めですが簡単なやり方としては、ご自分のチャートの天体を「一年につき一度」進行させることで、出生図の他の天体と「何歳」の時にアスペクトを形成するか見てみます(ちなみにこのやり方だと30歳ほどから誤差が生じがちなので、正確な時期の算出には占星術ソフトが必要です)。
既にastro.comで無料チャートを登録されている方は、Extended Chart Selectionというページで「Natal, Progression and Solar Arc Combined」というチャートを選ぶとソーラーアーク天体の現在位置がわかります。
注意点:ソーラーアークの有効時期(1度以内)に従い、ぴったりアスペクトを形成する年齢のみ考慮します。ちなみにソーラーアーク占星術で使用するアスペクトはコンジャンクション、スクエア、オポジション(0、90、180度)、つまりハードアスペクトのみ考慮します。
例えば出生図でASC(アセンダント)が獅子座12度、土星が獅子座22度に位置する場合、10歳の時にソーラーアークASCが土星とコンジャンクションを形成します(ASC=土星と表記)。この場合は10歳の時に家庭環境の変化、特に土星的なイベント(病気、親族内の死、父親の状態の変化)などが見られたかどうか考えてみます。
ソーラーアーク天体の解釈
以下、ソーラーアークで進行させた天体の解釈法を簡単に紹介します。
ASC・MCのソーラーアークは、接触対象の天体に関するイベントとして現れがちです。ソーラーアークMCは仕事に関する発展を示す可能性があります。例えばソーラーアークMCが冥王星とハードアスペクトを形成する場合(MC=冥王星と表記)、仕事における力(権力・影響力)の増加、または引越しなどの家庭環境の変化を表すかもしれません。
ソーラーアーク太陽は接触対象の天体に「光をあてる」効果があります。例えばSA(ソーラーアーク)太陽=金星は恋愛関係に照明が当たる時期、または芸術的活動が周囲から認められる時期と考えられます。
月のソーラーアークは接触対象の天体に関する情緒的欲求の変化を表す時期と考えられます。SA月=冥王星は情熱的欲求が心を満たす時、SA月=木星は国際的出来事に興味が起きる時、などといった解釈が可能です。
ソーラーアーク水星はアイデアやコミュニケーションの発達、または旅行などを表します。例えば SA水星=土星 は、1)土星の象徴する物事(仕事、長期的目標、責任)に関して考える必要がある時期。2)抑うつを経験することで考え方が成熟する時期、などの解釈ができます。
金星のソーラーアークは恋愛関係の発展、社交的または芸術的活動、そして周囲から受ける評価や人気が高まる可能性のある時期です。
火星のソーラーアークはモチベーションと活動を示すのと同時に、傷つくことを恐れず行動する事が求められる時期。誰かのために立ち上がる、または新たな責任を引き受けて成し遂げる時期でもあります。
ソーラーアーク木星は報酬やチャンスの時期をもたらします。教育・哲学・国際社会との触れ合いなどを通じて精神的な成長を遂げる時期でもあります。
土星のソーラーアークは避けられない試練や障害を通じて人格が成熟する時期です。土星のもう一つの側面は「野心の達成に向けての進歩」。仕事におけるレベルや方向性が変化する時期でもあります。
ソーラーアーク天王星は個性の発達・独立・自由に向けての変化を促します。個性化に伴う別離の可能性も秘める時期です。天王星は衝撃的な事態の発展(計画の中止・失敗、突然の利益・損失など)を伴うことが多いようです。
海王星のソーラーアークはインスピレーション、又は困惑の時期です。「エゴの消失」の可能性を秘めるこの時期は、これまで抱いてきた夢・理想や自己像などが大きく変化することを暗示する一方、芸術的・創造的活動に大きな祝福をもたらす時期でもあります。
冥王星のソーラーアークは自分の中に眠る可能性を呼び起こす時期です。深い人生観の変化や、生まれ変わるような体験を示唆することもあれば、極端な行動・感情表現を促す時期でもあります。
ノード軸のソーラーアークは重要な出会いや、仕事を通じて公衆と触れ合う可能性を秘めた時期です。
トランジットと同様、全てのソーラーアークがはっきりとした出来事として現れるわけではありませんが、ご自分のホロスコープでソーラーアークを試してみれば、おそらく新たな発見があるでしょう。
まとめ:ソーラーアークとプログレス法、どちらを使うべきか?
ソーラーアークはプログレス法から派生した、占星家が土星以降の天体をより活発に未来予測に使用する事を可能にする現代的手法です。私も含めて多くの現代占星家はソーラーアークとプログレスの月を組み合わせて未来予測に使用しています。
ソーラーアーク占星術:おすすめの文献と講座
ノエルティルのSolar Arcs:Astrology’s Most Successful Predictive Systemにおいてソーラーアーク、プログレスの月、更にターシャリー・プログレスの月などを含む未来予測の技術が徹底的に解説されています。英語ですが、占星家ならば持っておきたい一冊です。
オンライン心理占星術講座の第2部「過去・現在・未来の読み方」において、ソーラーアークとプログレス法を含む未来予測の方法を学べます。興味のある方はぜひ心理占星術研究会の事務所にお問い合わせください。
ソーラーアークの出し方については上記の「自分のチャートでソーラーアークを試す方法」をご参照ください。正確を期すためにはastro.comのご使用をおすすめします。注意点:ハードアスペクト(0度、90度、180度)のみを使用し、オーブは一度以内に絞ります。
ソーラーアークは、現代占星家には必要不可欠な未来予測のテクニックです。初めての方もぜひ、挑戦してみてください。
Photo: Liliana Saeb
マスターコースではお世話になっております。
少し先になりますが、
MC=太陽となりますので解釈をお願いいたします。
ルナルナさん こんにちは、コメントありがとうございます!
ソーラーアーク MC=太陽 は素晴らしい可能性を秘めた時期です。MCを仕事、太陽を自己実現と考えると「仕事における達成」というのがおそらく最も適した解釈でしょう。ノエル・ティルからはこの他に「(これまでの行動に)ふさわしい結果を得る時期」という鋭い解釈があります。
初めまして。
海王星=金星/木星はどのような解釈になりますか?
よろしくお願い致します。
まゆりさん 初めまして。コメントありがとうございます。
金星/木星は恋愛や友好的な人間関係、そして芸術的な楽しみを表す点です。ソーラーアーク海王星はこの点にインスピレーション、困惑、または「見た目とは裏腹」な要素をもたらします。現在の人間関係の中で何かが変わりつつあるとお感じの場合は、見えない偽り(自分自身への嘘も含めて)の可能性を直視する必要があるかもしれません。芸術的・創造的作業に適した時期でもあります。
さっそく解釈していただきありがとうございます。
自分自身への嘘に心当たりがあってドキッとしました。
このソーラーアークは来年後半なのですが、その頃に目に見える変化が訪れるのでしょうね。
お返事ありがとうございます。
早目に伺って良かったです。
楽しみに待ちながら、地道に最大限の努力をしたいと思います。
初めまして。
まもなくSAアセン/天王星=海王星です。
ちなみに海王星は2室にあります。
解釈をよろしくお願いします☆
リリコさん こんにちは、先ほどASC=海王星の時期についてもお答えしたので、ご覧ください。
ちなみに、こちらの質問のSAアセン/天王星とは、アセンダントと天王星のミッドポイントをソーラーアーク進行させたという事だと思いますが、原則的に、進行させるのは天体か軸だけなので、ミッドポイントのソーラーアーク進行は行いません。「進行した天体=出生図のミッドポイント」という解釈ならば可能です。
こんにちは、初めまして。
ASC=海王星の解釈をお願いします。
リリコさん こんにちは、コメントありがとうございます。
ASCのソーラーアークは自己像と、周囲との人間関係における変化を表す時期です。海王星は「特別な何か」「見かけとは違う真実」を象徴しているので、ASC=海王星は「自分の特別さを認められる時期」「隠れた側面が明らかになる時」などの解釈が可能です。
丁寧なお返事をありがとうごさいます。
すみません、私の書き方が間違っていたために、お手数おかけしてしまいました!
最初のメールに書いた、「SAアセン/天王星=海王星」ですが、SAアセンとSA天王星の合が、ネイタルの海王星に合。というつもりでした^^; すみません…。
了解しました。アセンダント=海王星 に加えて SA天王星=海王星 がほぼ同時に起こるということですね。では、おまけでもう一つ解釈します:
ソーラーアークの天王星の持つテーマは「個性化」「ルール破り」といったものがあります。海王星のテーマは「想像力」「創造性」と、「見かけとは裏腹な何か」。
先ほどの SA アセンダント=海王星 の解釈にこれらを上乗せすると、「想像力・創造性の表現を通じた個性化の成功」または「隠れたルール破りの可能性」などの解釈が可能です。
とても参考になりました。
今後は解釈していただいた事柄を意識しながら、できるだけ有意義に過ごせるようにしたいと思います。
本当にありがとうございました。
初めまして。
いつも興味深い記事を、ありがとうございます。また、このような質問の機会を与えてくださって、ありがとうございます。
早速ですが、SA冥王星=土星の解釈をよろしくお願いいたします。
かおるさん 初めまして、コメントありがとうございます。
冥王星と土星のアスペクトは占星術でおそらく最も困難な表示の一つです。近い内にこのアスペクトについて記事にする予定ですが、とりあえずソーラーアークの解説を行います:
ソーラーアークの冥王星は、接触する天体の可能性を極限まで高めて表現する効果があります。SA冥王星=土星は、土星の元型が持つ「障害・抑圧・責任」といった性質が強調されるので「何かを失う危機」「自滅の可能性」「激務・大変な努力」といった解釈があります。
侮れない時期なので厳しい解釈になりがちですが、実際の表現にはかなり個人差があります。「何かを失う危機」を通じて掛け替えのないものを実感したり、逆に失うことで新たに得られるものがある、といった場合もあります。大変な努力をして成し遂げるべき目標や責任がある場合、そちらにエネルギーを注ぐべき時期でもあります。
解説をありがとうございました。
今年から来年にかけてのアスペクトなのですが、教えていただいた解説から、今、どのように反映されているのだろうと考えてみました。
ここしばらく人間関係がとことんまで減り、持ち物の処分、生き方の根本的な見直しをしております。
このアスペクトのない去年より身軽になった感覚がありますので、冥王星=土星だからといって無闇に怖がることはないのかもしれないですね。
冥王星と土星のアスペクトについての記事も、楽しみにお待ちしております。
ありがとうございます。
おっしゃる通りです。ソーラーアークもトランジットも、多くの場合個人の置かれる状況に適した表現として現れるので、むやみに怖がる必要はないです。
こんにちわ。
ミッドポイントの際も質疑させていただいたものです。
アークのノード(ヘッド)がネイタルASCに90度です。
(ノード=ASC この表記でよろしいでしょうか?)
よろしくお願いします。
kimiさん こんにちは、コメントありがとうございます。
はい、 ノード=ASC の表記で正しいです。ノード軸のソーラーアークが持つ「出会い・公衆・グループとの触れ合い」というテーマに加え、ASCは自己像・人間関係を示すので、SAノード=ASCは「個人的に重要な関係・出会い」を表す時期という解釈ができます。
ノード軸の示唆するテーマが現れやすい時期と言えるでしょう。
いつもありがとうございます。
もうじき、SA月=n土星になります。
よろしくお願いします。
蛭田えみさん いつもお世話になっております! コメントありがとうございます。
ソーラーアークの月は感情と欲求の方向性を示唆する事が多いので、SA月=土星 は土星の表す「野心・目標・戦略的思考」に心を向ける時期と考えることができます。
仕事・ビジネスの長期的目標に向けて新たに一歩進む時期、という感じを受けます。
ありがとうございます。
冥王星と土星のアスペクトの記事も楽しみにしています。
こんにちは、どうぞよろしくお願いします。
ソーラーアークの太陽が双子の18度、ネイタルチャートの金星が双子の20度(火星19度)第5ハウスにあるのですが、
SA太陽=金星の時期、ビジネスや金運は良くなるでしょうか。
香さん こんにちは、コメントありがとうございます。
ソーラーアークは一年に約一度の進行ですから、来年の SA太陽=火星 に続き 再来年 SA太陽=金星 ということですね。それでは二つまとめて考えてみましょう。
SA太陽=火星 は「活力溢れる行動」を示唆しているので、仕事に打ち込み、大胆なプロモーションをするのに適した時期だと言えるでしょう。つまり、金運・ビジネス運を引き寄せるための行動を起こすのにぴったりな時期です。
SA太陽=金星 は主に恋愛や人間関係を表すことが多いのですが、同時に優れた社交性を表す時期でもあります。つまり、周囲からの好意と「人気」を得るのに適した時期です。太陽=火星とまとめて考えてみると、来年の活動の結果として現れる成果を感じることのできる時期だと考えられます。
ぜひ、この2年を有効にご活用ください。
お仕事・ビジネスが創造的な分野にある場合は
はじめまして。いつも先生のHPやメルマガを拝読し、勉強させて頂いている者です。
出生図に土星海王星のスクエアがあるのですが、現在のソーラーアークでは、土星がN太陽の対向まで進んで、ソーラーアークの土星海王星スクエアと絡んでTスクエアとなっています。
(SA土星=SA海王星=N太陽と表記するのでしょうか…?)
メルマガ記載の解釈を参考に読むと、避けられない試練や障害を通して、エゴを消失させ、人格を成熟させる時期という事なのでしょうか?
(確かに諸々と障害が多発しています…)
kaoriさん 初めまして。コメントありがとうございます。
この場合は 土星-海王星=太陽 という表記が可能です。ソーラーアーク土星=太陽が責任の重荷を表すのに対し、海王星=太陽は時としてインスピレーションを、時として現実逃避への欲求を意味します。太陽の示す「自己像」に大きくプレッシャーがかかり、成長・変化せざるを得ない時期だといえるでしょう。
この明らかに重要な時期は、出生図の土星海王星スクエアの示唆する試練をどれだけ解消できているかが試される機会だと考えることができます(土星と海王星のアスペクトについても、いずれ記事にする予定です。)望ましい展開の例としては、理想や夢を実現すべく、創造性を仕事で発揮することです。
ご返信、ありがとうございます!
土星海王星をポジティブに活かす方法もあるのですね。
自分が土星になると周りが海王星になって誰もあてにならなくなり、自分が海王星よりになると、周りが土星になって厳しく当たられるという風に、ずっと振り回されっぱなしで、このアスペクトを建設的に捉えた事がありませんでした。
大切な時期だと覚悟し、精一杯夢の実現に励みます。
落ち着いたら、先生の講座を受講したいと考えております。
その折には、よろしくお願い致します。
土星海王星の記事も楽しみにしております。
はじめまして。
MC=金星の解釈をお願いします。
クリエイティブ系の仕事をしているので
仕事面でいい影響があるといいなと考えております。
lili-peonyさん はじめまして。コメントありがとうございます。
ソーラーアークのMCは仕事や「明らかな出来事」として表現されることが多いです。金星は恋愛、人間関係、美的感性、金銭などを表すので、「芸術的な仕事」に適した時期なのはもちろん、新たな恋愛・現在の関係の強化、そして収入の増加なども可能性に入れて良いでしょう。
こんばんは。昨年9月のノエル・ティル講座で初めてソーラーアークを学んだものです。以来、先生のブログを愛読しております。
私は現在ネイタル金星にソーラーアーク土星が合(トランジット土星はネイタル金星に120°)、ソーラーアークの火星・木星合にトランジット天王星が合となっています。ネイタル金星は9ハウス、ソーラーアークの火星・木星はMCの5°手前まで進んできました。
私もネイタルで海王星・土星の90度に月がからんだTスクエアを持っているので、海王星・土星の記事を楽しみに待っています。よろしくお願い致します。
pelikanさん こんばんは、コメントありがとうございます。
ソーラーアーク土星は「抑制・成熟」といった意味を持つので、土星=金星は人間関係にこうしたテーマが持ち込まれる時期だと考えて良いでしょう。例としては「愛情の抑制」「年齢の差が大きい人との関係」「現在の関係における成熟と落ち着き」などが考えられます。
その次にソーラーアーク天体に対するトランジットに関する記述がありますが、これはティル式占星術においては考慮しません。トランジットもソーラーアークも、出生図の天体との関係によって意味を持つので、ソーラーアークまたはプログレスチャートに対するトランジットというのは意味が薄れてしまいがちだからです。
土星と金星のアスペクトについてもいずれ記事にする予定です。
新里先生、ありがとうございました。
愛情の抑制ですか・・金星を豊かに使えていないのでさらに枯渇させないよう
意識していきたいと思います。
金星・土星の記事、楽しみに待つことに致します。
新里先生
オンラインクラスではお世話になっております。
ソーラーアークの質問です。
SA天王星冥王星コンジャンクション=アセンダントの時期に、学んでいた通りの大きな変化が起こり
家族環境、考え方も否応なしに変わってしまいました。
数年後に、МC=土星 が起こりますがどのような可能性があるのか知りたいです。
因みに土星は、5ハウスに入居。3ハウス支配です。
よろしくお願いします。
きこさん コメントありがとうございます。先ほど、ミッドポイントのご質問にもお答えしておきました。
ソーラーアークMC=土星 は重要な時期ですね。MCと土星が両方とも仕事を意味するので「(仕事の)目標への集中」「仕事面の変化」と考えるのはもちろんですが、MCーICのつながりから「家族・家庭内における重要な変化」とも考えられます。
まだ時間があるので、この時期を目標に向けての前進とできるように計画されてみてはいかがでしょう。
こんばんは。私はSA 冥王星=天王星です。アセンダントが天王星合なので、もうすぐSA冥王星=asc にもなります。
ネイタルでアセンダントと月はスクエアです。
母が癌になったり、姪甥が生まれ、手伝いに駆り出されたりと、家族には色々あるのですが自分には何もなく、不思議に思っていましたら、仕事で失敗してしまいました。
長文すみません。やはり激変するようなことがこれからも起こるんでしょうか。
しずこさん こんにちは。コメントありがとうございます。
ソーラーアーク冥王星には触れる天体に「深みと力を与える」効果があります。天王星は個性の表現、エゴの欲求、思いがけない展開などを示唆するので、冥王星=天王星は「エゴ・個性を表現する欲求の激化」「大きな欲求を達成するための尽力」「突然の動乱」などの強力な可能性を秘めた時期です。
なりたい自分になるために思い切って行動を起こすのに適した時期だと言えるでしょう。
お忙しい中コメントありがとうございました。なりたい自分▪▪そうですね私はマイナス思考でした。建設的に考えたいと思います。
いつも、占星術を学ばせてもらっています!とてもわかりやすいHPと文章で、いつ読み返しても発見や気づきがあります、ありがとうございます(*^_^*)
勇気を出して、質問させていただきます。
SA海王星=N金星
SA海王星=N天王星
が、来年ほぼ同時期におこります。
どのような解釈ができるでしょうか?
まいさん コメントありがとうございます!
この場合出生図内で金星・天王星のアスペクトがあるということですね。このアスペクトは社交的魅力を高めると考えられます。
海王星のソーラーアークには「困惑・幻想・インスピレーション」という多面性が存在するので、この時期が社交面にどう影響するかが興味深いポイントです。
「インスピレーション・創造性」といった要素を積極的に周囲との関係に組み込むことができれば、元々の魅力を十分に発揮できる時期でしょう。この時期に感じる理想やインスピレーションを行動に移せない場合は、人間関係において理想と現実とのずれが生じやすい時期です。
新里先生、ありがとうございました。
天王星と海王星の組み合わせが難しかったのですが、N金星とN天王星のアスペクト(スクエア)をセットに考えてこのように解釈できるのですね!!
プラスにするかマイナスにするか、自分次第、ということで、意識して楽しい日々にしたいと思います!!(*^_^*)
こんにちは。
SA太陽=太陽/月=APの意味を教えてください。よろしくお願いします。
snoopyさん こんにちは。コメントありがとうございます。
ソーラーアーク太陽=牡羊ポイント は公衆へ向けての自己表現や、周囲に自分を認められる可能性を秘めた重要な時期です。ご自分の才能を輝かせるチャンスと言えるでしょう。
ソーラーアーク太陽=太陽/月 に関してですが、ミッドポイントとは「3つの異なる点の関係性」を表すものなので、ミッドポイント式の左側と右側に同じ天体がある場合は考慮しません。
ありがとうございました。
ミッドポイントずっと間違えて覚えてました、教えて頂きありがとうございます^_^
はじめまして。
いつも新里先生のブログを楽しみにしてます。
ブログでこのような質問の機会を作って下さってありがとうござます!
教えていただきたいのは、SA水星=海王星です。
少し前まで、SA海王星=水星もあったのですが、
SAとネイタルの星の組み合わせが同じでも、SAとネイタルが逆だと、どんな風に解釈が違うのか教えてもらえると嬉しいです。
よろしくお願いします。
mimiさん はじめまして、コメントありがとうございます。
水星のソーラーアークは、接触する天体に関しての考えや意識が高まる時期です。水星=海王星は、「想像力」そして「直感」が活発となる時期かもしれませんし、不思議なもの・見えないものに対する意識が高まる時でもあるでしょう。逆のソーラーアーク海王星=水星も大体似た解釈ができます。この二つの時期表示が重なっていることから、数年をかけた重要な精神の発展のテーマなのではないかと考えます。
新里先生、ありがとうございました。
逆の場合も似たような解釈になるんですね。
「数年をかけた重要な精神の発展のテーマなのではないか」という解釈はとてもよく当てはまっています!
ここ数年、心理学や占星術など、心に関する勉強をずっと続けています。これからもしばらくこの時期が続くので、チャンスだと思ってしっかり勉強します!
昨年ティル先生のセッションとセミナーで、お世話になりました。いつも記事を興味深く読ませていただいております。約一年前にネイタルの木星=SAの土星で、非常に大きなトラブルに遭いました。これは私が気をつけていれば避けられたのかとも考えますが、実際のトラブルの発覚は1年後でした。それにより、生き方が変わりました。先生の解釈をぜひお聞きしたいです。よろしくお願いします。
angelaさん コメントありがとうございます。
土星のソーラーアークは「野心」や「計画性」を強化するべき時期です。木星が「報酬」や「成功へのチャンス」を表すことから、SA土星=木星は「成功のための戦略的計画を立てる時期」「長期的な成功を勝ち取る時期」などの可能性を秘めた時期です。一年前にこの時期表示があったということは、一年前にこうした進展があるべきだったということを示唆しています。
この時期表示の1年後にトラブルが発覚したと書かれていますが、1年後ということはほぼ完全にこのソーラーアークの影響外です。
おそらくそのトラブルは、何か別の時期表示を反映しているのではと考えます。
丁寧な解説ありがとうございます。他の可能性としては、トラブルに遭遇した時期が、ちょうどSA冥王星=ネイタル太陽の時期と重なります。このトラブルは避けられないものだったのかと思えます。経済的なダメージは大きかったのですが、身体が無事だっただけまだ良かったと思うようにしています。この度はありがとうございました。
なるほど、冥王星=太陽の方が納得いきますね。冥王星には「破壊と再生」というモチーフがありますから、経験なさったトラブルから新たな方向性が生まれるということも考えられるかもしれません。
講座受講させていただいているものです。
いつもありがとうございます。
私も
昨年 SA土星=N冥王星 だったのですが、特に何もなく充実した仕事をすることができまして
今年 SA ALLセミスクエアがあり
来年 SA冥王星=N土星 とちょっと前にあったのと逆のSAへと続きます。
SA ALLセミスクエアをえた後であっても、来年も仕事の充実とか努力したことが力となるというような似たようなシナリオを考えてよいのでしょうか?
Kiharaさん お世話になっております、コメントありがとうございます。
冥王星=土星のソーラーアークには「重い責任・たくさんの仕事」の他に「何かを失う危機」という示唆があります。特に心当たりがない場合は無闇に恐れる必要はありませんが、忙しい中にもご家族やご自分の体調を労わるべき時期でしょう。
新里先生
コメントをありがとうございます。
前回がそうだからといって、次回も何もないとは考えず
備えあれば憂いなし ということですね。
自分や家族の体調などにもフォーカスして行こうと思います。
新里先生、初めまして。現在オンライクラスでお世話になっております。
楽しく分りやすい授業で、とても多くの事を学ばせて頂いております。有難うございます。
また、この様な機会を設けて頂き、有難うございます。
質問させて頂きます。
現在の私のホロスコープの状況ですが
SA天王星=MC、SA冥王星=月(10H)、SAノード=月、SA木星=水星金星コンジャンクション(7H)、SA土星=水星金星コンジャンクションとなっております。
余談ではございますが、おまけにトランジット冥王星オポジション太陽。
この先何が起きるのかドキドキです。
宜しくお願い致します。
mieさん 初めまして、コメントありがとうございます。
このように重複してソーラーアークが起こる時期は、特に重要な発展を示唆しています(オーブは0.5度と、非常に狭くするよう心がけてください)。
特に重要なのは、1番目と2番目に挙げられた天王星=MCと冥王星=月(10H支配)です。両方とも仕事面における重要な発展の可能性を意味すると考えて良いでしょう。冥王星オポジション太陽と加わって、プロとしてレベルアップできる時期を示唆していると考えます。
新里先生、有難うございます。
やはり変化の時なのですね。
であれば、より高見を目指し、精進していこうと思います。
有難うございました。
新里先生こんにちは。
現在ウェビナー第2回を受講していて、10月の先生のセミナーにも参加させていただく予定です。お会いできるのを楽しみにしています。
トランジットの土星、金星、木星が月/MCともうすぐ重なります。
土星=月/MC
金星=月/MC
木星=月/MC
何が起こるかドキドキです。
よろしくお願いいたします。
kne*さん こんにちは。コメントありがとうございます。来日セミナーにもご参加いただけるということで嬉しいです。
いただいたご質問は、ソーラーアークではなくトランジットということで間違いないでしょうか。トランジットの場合、金星や木星は動くのが早いため、特に強い時期表示とはなりません。
トランジットの土星は「現実の直視」というテーマを持つので、土星=月/MC は「仕事で厳しい現実へ直面することで起こる、情緒面の成長」と解釈することができます。その他には「望む目標へ向けて実力をつける時期」と考えることもできます。
現在起こっているソーラーアークの時期表示と組み合わせて考えてみるのも良いかと思います。まだの場合はぜひ、現在のソーラーアークの天体配置を出してみてください。
はじめまして。
今年の10月にSA冥王星=MCになります。
0か100の冥王星だと例えばダブルワークでどちからの仕事に完全シフトするといった雰囲気もあるのでしょうか??
自分に眠るどんな可能性が引き出されるのか楽しみにしています!
Key_sagiさん はじめまして。コメントありがとうございます。
ソーラーアーク冥王星=MCは仕事や人生における大きな変化の時期を示唆する表示です。やりたいお仕事と、そうでない仕事の二つがある場合、行きたい方向にしっかり進めるよう行動を起こすという事も十分考えられますね。
あと2ヶ月でぴったりのコンジャンクションが形成される場合、現在既に有効期間と考えて良いです。今、望む変化に向けてどのような動きを取れるかどうかが鍵となるでしょう。
新里先生、講座でもお世話になり、HPでも学ばせていただいています。ありがとうございます。
家族が来年受験を控えています。合格発表の日、出生のMCに対してトランジット木星が1度未満の合で、まさにその日、金星/冥王星=T木星(1.5度)になりますが、同時期SA土星=海王星(0.5度)も形成されています。この形成はその後2ヵ月半続きます。
こうした場合、どう解釈すればよいのでしょうか?
よろしくお願い致します。
にこさん お世話になっております。コメントありがとうございます。
トランジット木星とMC軸のコンジャンクションは「報酬」を予期させますが、土星のソーラーアークは「現実と向き合う時期」なので、培ってきた自分の実力が最も明らかになる時期です。
海王星は現実と遠い「夢・理想・幻想」に関わる部分なので、土星=海王星は「夢が醒める時期」または「夢を現実とする時期」と両方の意味に取れます。どう見ても、ご本人のこれまでの努力と実力の如何によりますね。
本人に伝えましたところ、夢を現実にできるよう努力を続けていく決意を新たにしたようです。私も見守っていこうと思います。
この度は、ありがとうございました。
はじめまして、オンライン講座ではお世話になっております。よろしくお願いします。
3歳のとき、ASC=土星となり、自宅ベランダから転落して頭を打ち、瀕死となりました。
土星は病気、親族内の死、父親の状態の変化と考えられるとありますが、
このような大怪我の場合も土星的イベントと考えられますか?
とめぞうさん はじめまして、お世話になっております。コメントありがとうございます。
土星とアセンダントに関するソーラーアークは病気を表すこともあると考えられていますね。これはアセンダントが肉体と健康の中枢を表すことからきています。ですからこのような大怪我(肉体と健康への危険)の場合も適用されると考えます。
ありがとうございます!よくわかりました。
生きてて良かったです~(;^ω^)
今後ともよろしくお願い致します!
新里先生
はじめまして。HPで学ばせていただいております。ありがとうございます。9月からは、オンライン講座でもお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。
家族がスポーツ系の受験を控えているのですが、受験の頃に本人は SA海王星=MC となります。
同時期に私もSA海王星=太陽 と
SA木星=ASC を形成します。
希望が叶いにくいでしょうか。先生の解釈をお聞ききしたいです。
また、家族が各々同じSA天体(今回は海王星)に角度をもつことにも意味があるのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
matsumotoさん はじめまして。コメントありがとうございます。
ソーラーアーク海王星=MC は、従来「エゴの消失」という解釈があるのでちょっと心配です。スポーツ系の受験であることと、ご本人の出生図の中の海王星の配置なども関わってくるので、この時期表示だけで一概に判断はできません。
matsumotoさんご自身の 海王星=太陽 と 木星=ASC はおそらく別のところで現れると思いますが、ご家族の受験にどれほど感情移入があるかどうかにも関わっているかもしれません。
受験などの倍率が関わる事柄においては、実力と運の両方が重要ですね。もし、もう少し詳しく見ることをご希望の場合は、個人セッションをご利用ください。
ありがとうございました。
時期がぴったり重なるので気になりますが、全力を尽くせるよう前向きにサポートしようと思います。
詳細を個人セッションでまたお願いいたします。この度はありがとうございました。
お世話になっております。
駆け込み質問恐縮ですが、お答えいただけると幸いです。
「チャンス」と「危機」の融合が悩ましい
SA木星=土星/冥王星をお願いします!
aokiさん お世話になっております!コメントありがとうございます。
確かに悩ましいですね。木星のソーラーアークは報酬そして精神の拡張などのチャンスを示す時期ですが、土星/冥王星はグラウンド・ゼロとも言える点です。この象徴を合わせた木星=土星/冥王星は、「損失から学ぶ事」「(過酷な状況下で)救えるものを救う」「厳格な精神状態への変化」などといった感覚を持つ時期だと考えられます。
なるほど!納得です。
ありがとうございました!
こんにちは。
ソーラーアーク金星が今4室でネイタル冥王星に合です。ネイタル太陽と45度でスが、どういうふうに考えればいいでしょうか。
okeihanさん こんにちは。ソーラーアークについての質問コーナーは終わってしまっているのですが、4室冥王星ということなので「家・家庭・家族」に繋がる新たな関係を築く可能性、という風に見ることも出来るかもしれません。
10月の来日大変楽しみにしております。
今、ようやくマスタークラスオンラインを学んでおります。
私の2年後にtr海王星=SA木星=n太陽が12ハウス上で
一直線になります。
太陽は6ハウスを支配してます。
木星は11ハウスに在室してます。
アセンダントのルーラは海王星です。
どんな事になりそうでしょうか。
それを目標に今後計画を立てたいと思います。
みちひろさん こんにちは、コメントありがとうございます。木星=太陽のソーラーアークと 海王星から太陽のトランジット が同時期に起こる、という事ですが、これは「成功へのビジョンが広がる時期」という捉え方ができます。具体的な話し合いをご希望の場合は、個人セッションをご利用ください。