毎年春分の日は「国際占星術デー」とされています。以下、ノエル・ティル先生からの特別メッセージをどうぞ!
今年の一月、毎年恒例のティル・セミナーにて。
収録者の石塚隆一先生、ならびに占星家村上さなえ先生、Nico先生からも国際占星術デーのメッセージがありますので、興味のある方はご覧下さい:http://youtu.be/br3YPvQ_YBA。
ノエル・ティル式心理占星術コンサルテーション
毎年春分の日は「国際占星術デー」とされています。以下、ノエル・ティル先生からの特別メッセージをどうぞ!
今年の一月、毎年恒例のティル・セミナーにて。
収録者の石塚隆一先生、ならびに占星家村上さなえ先生、Nico先生からも国際占星術デーのメッセージがありますので、興味のある方はご覧下さい:http://youtu.be/br3YPvQ_YBA。
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2つの点や天体間の角度関係を現す「アスペクト」。出生図の分析において「天体間の角度がハードアスペクト(90・180度など)を形成する場合、両者は緊張関係にある事を示し、ソフトアスペクト(60・120度)は両者が協調関係にある事を現す」というのが基礎的な解釈ですが、これは必ずしもソフトアスペクト=吉でハードアスペクト=凶であると意味するものではありません。
従来の占星術では、土星、天王星、海王星、冥王星などを含むハードアスペクトは、人生の困難を示す象徴として解釈されてきました。ノエル・ティルの現代占星術への大きな貢献の一つは、1970年代にこれらの角度を「成長を促す緊張」であると提唱した事です。
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前回の記事「心理占星術における太陽の定義」では太陽を欲求充足のための「燃料・エネルギー」と想定しました。今回は「太陽」と対になる「月」の定義について触れてみます。
従来の心理占星術においては月を「感情」又は「自我の女性面」として定義する事が多いのですが、ティル流占星術においては月を「統合的欲求」、つまり個人の人格全体を統合する強力な欲求であると考えます。1
「太陽の燃料を消費して、月の欲求を満たす」という考え方がティル流占星術の根底にありますが、これは「月」の示唆する欲求が、太陽のエネルギーに目的・方向性を与えると解釈して良いでしょう。太陽と月を対として考える事によって、両者の星座配置を見るだけでも144通りの個性的な組み合わせが産まれるのです。
前回の記事「占星術における心理欲求理論」では、ノエル・ティル流に10天体の定義を行いました。今回は「太陽」の定義についてもう少し深く触れてみます。
従来の心理占星術においては「自我(エゴ)」もしくは「自我の男性面」として定義される事が多い太陽ですが、ティル流占星術では太陽を「欲求充足のために使う燃料・エネルギー」として定義します。
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西洋占星術界では知らぬもの無しのノエル・ティル先生ですが、彼の考え方や技法について日本語で語る本はまだ希少です。ここではティル先生の考え方の1つ、「占星術における心理欲求理論」について触れてみます。心理学界のマズロー、マクレランド他の「欲求理論」を占星術で使用する象徴に応用したもので、最初に発表されたのは40年近く前という事ですが、今では様々な形で心理占星術の一部となっています。
「占星術における心理欲求理論」とは、天体と星座が私達の自己実現の為に必要とするものをそれぞれ担っているという考え方に基づいています。性格描写よりも、「何を必要としているか」という観点から洞察します。