土星海王星アスペクト

土星海王星アスペクト:現実と夢の狭間

本記事では、土星海王星のアスペクトの現れ方について、いくつか挙げてみます。出生図に土星と海王星のハードアスペクト(0・90・180度)をお持ちの方は、実際の経験と照らし合わせてみてください。ソフトアスペクト(60・120度)をお持ちの方も、潜在的な可能性として考えてみましょう。

土星海王星アスペクト:様々な現れ方

以下の現れ方は、出生図に土星と海王星のアスペクトがある場合と、

トランジット海王星から出生図の土星への接触がある場合の両方にあてはまります。

「夢」と「現実」の狭間

土星は「現実問題」を現し、海王星は「夢と理想」を表すと考えると、

両天体はまさしく対極の存在。土星と海王星が緊張関係にある場合、

理想と現実のギャップに苦しむというのがまず最初の経験かもしれません。

現状に不足を感じ、「本当はこうあるべきだ」という理想をはっきり認識する「能力」。

これは、そのまま何もしないならば、ただの不満として終わります。

しかし、「どう行動すれば、この理想に近づくことができるか」と考え始めたとき、

このアスペクトは現実的行動による夢・理想の実現という現れ方に近づきます。

「野心と目標の追求」と「空想と逃避の誘惑」

土星が表す、ビジネスを成功させるという野心や、今年は〇〇を成し遂げようという目標

海王星の想像力は、こうした目標の達成像をはっきり描くことを可能にします。

しかし、実際の行動がともなわないと、空想で終わってしまいますね。

非現実の世界に逃げ込むことで、野心が眠りについてしまうという危険があります。

土星海王星アスペクトの試練は、思い浮かベたアイデアを、努力して実行に移すことだと言えます。

「現実の壁」と「壁の向こうの可能性」

心理占星術における土星は、私たちの中の「過去からの慣習」にとらわれやすい部分。

土星の「弱点」は、経験に基づく「現実という壁」の中に私たちを閉じ込める傾向です。

「これまでがこんな風だったから、これからもずっとそう続くのだろう」

という認識は、新たな人生の変化の可能性を押し殺してしまう危険があります。

海王星の表す「ビジョン(未来像)」は、過去の経験に縛られない自分の可能性を見せてくれます。

土星海王星アスペクトの勇敢な表現法は、

「なりたい新たな自分を描き、その実現に向けて毎日行動すること」

ではないかと思えるのです。

 

 

「土星海王星アスペクト:現実と夢の狭間」への4件のフィードバック

  1. ネイタル土星にトランジット海王星、ネイタル海王星にトランジット土星、両方ソフトアスペクトをとっています。どういう毎日を送り、結果はどういうものになる可能性があるのでしょうか?

    1. 岡田さん こんにちは。

      どのトランジットに関してもある程度言えることですが、ソフトアスペクトは意識して活用しない限り変化としては現れないでしょう。

      ご質問されたトランジットの活用については、現在、ご自分の目標や人生のビジョンを実現するために実際の行動を取れているかどうか、自問されてみるのが良いかと思われます。

  2. ご返答 ありがとうございます。チャンスと思い、いろいろとあの手この手で頑張ってみましたが、なかなか邪魔が入りうまく行きません。熱意が足りないのかもしれせん。トランジットの海王星がネイタルの土星にあと3度で120度です。頑張ってみます。

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