2ハウス

心理占星術における第2ハウス:自己価値と財産の発達

第2室(2ハウス)の定義

【財産・持ち物・価値観・自己価値・自尊心】

従来の占星術では「金銭、財産」と捉えられている第2ハウスですが、心理占星術においては「自己価値」、つまり自信や自尊心 についても表しています。

第1ハウスが個人の「自己像の発達」を表す経験領域だとすると、第2ハウスは個人が「自信」を発達させ、自分にとって「価値ある財産」を集める経験領域であると考えることができます。

 

第2ハウスの緊張が意味するもの

第2室の支配星や配置天体が緊張下にある場合、成長途上で自尊心(自己価値)に深い傷がついている可能性があります。劣等感を抱えて大人になると、始めのうちは自分の潜在能力よりかなり低い年収や仕事で満足してしまうかもしれません。

ただし、2ハウスの緊張は必ずしも金銭面における低パフォーマンスを意味するわけではありません。自信のなさを行動や目標の達成によって克服していく事で、人一倍成功する事も可能です。当初自尊心へ受けた傷が、成功への強力なモチベーションとなる、と考える事もできますね。

 

第2ハウスと人から「見られる」ということ

2ハウスの強調(特に月の配置)は大衆の目に触れる仕事を表す事があります。出生図のその他の部分ではおとなしくプライベートな性格の人でも、自分の作品(写真、芸術作品など)を通じて世間の目にふれたりする場合があります。

社会的な生き物である私たちにとって、「大勢の人に見られる」のはとても大事な経験ですが、同時に一番怖い経験のひとつでもあります。意見を発表したり、集団の前でスピーチをしたりというのも自信をつけるにはもってこいの活動です。

 

2ハウスの活性化:褒められ、感謝される経験

仕事場や家族内で貢献して、感謝されたり褒められたりする経験は貴重ですね。両親にはじまる「人からの評価」が自己価値の健康の基盤である事が実感できる瞬間です。2ハウスの緊張は、成長期にこうしたポジティブな経験がなかなか得られなかった可能性も暗示しています。

「頑張っても誰も褒めてくれない」という感覚がどれほど辛いかご存知の方も多いと思います。こういう場合にお勧めなのはまず、自分の事を褒めてあげる事。そして、人の事を褒めて、感謝する習慣をつけると、やがて自分にも賞賛や感謝が返ってくるようになります。

 

2ハウスと自己価値:個人それぞれの価値観

出生図の2室に関して、ノエル・ティルのよく出す例えはこうです:「チベットの仏教徒が会いに来たとします。彼の2ハウスに沢山天体があるからといって、お金の話が中心になると思いますか?おそらく彼はもっと精神的な価値観を重視しており、その価値観を基に社会に奉仕する事に喜びを感じているかもしれません。」

自分の進むべき道を見つける。その行為こそが、周囲に左右されない自己価値を養う結果を生むのかもしれません。

 

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