皆さんこんにちは、新里ひろきです。
3月20日の皆既日食に続き、今度は4月4日に皆既月食が起こります。
4月4日の皆既月食の観察
今回の皆既月食は、日本でほぼ完全に観察できます(ネットに詳細を載せたサイトがあります)。4月4日の20時54分から21時06分という短い時間に起こる月食、直接ご覧になってみてはいかがでしょう。
活動宮14−16度:もう一歩変化を進める機会
4月4日の皆既月食(満月:太陽と月の相対)が起こるのは、牡羊座-天秤座の14度。現在トランジット天王星と冥王星の90度が起こっている活動宮の15−16度を刺激します。
天王星と冥王星のトランジットが暗示するのは「目覚め」と「視野の拡大」。活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)の15−16度に出生図の天体や軸を持つ方に取って、この月食はここ数ヶ月続いてきた変化の過程をもう一歩進める機会となります。
天秤座の月食:他人の存在が重要な鍵となる可能性
牡羊座の太陽と相対する天秤座の月食(満月)は、自主的なエゴ(牡羊座)のエネルギーに対する人間関係(天秤座)についての意識を高める効果があります。これはこの時期において、他人からの意見や協力が、「目覚め」と「視野の拡大」に必要不可欠になる事を意味しているのかもしれません。
天王星と冥王星のスクエアという背景がある以上、「協力」の前に対立や争いが起こることも充分考えられます。しかし、天秤座の満月の象徴が暗示する客観性や自意識の発達が助けとなる可能性があります。
今、変化の時期を歩んでおられる方は、他人を通じて更なる目覚めや方向性の変化が期待できるかもしれません。
Photo: Darron Birgen Heier
アメリカ・フロリダ州在住の心理占星家。西洋占星術界の重鎮ノエル・ティルに師事。氏の難解で有名なマスターズ占星術認証コースの最優秀卒業生。日英完全バイリンガルの占星術家で国際的に活動。日本語で占星術セッション実施中。2012年より心理占星術オンライン講座シリーズを開始。2015年より日本で唯一ノエル・ティル公認の占星術師養成講座「占星術マスターズコースJAPAN」を開始。
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