西洋占星術におけるエレメントの定義
西洋占星術においては、12星座を4つのエレメント(4元素)に分けて考えます。
牡羊座・しし座・射手座は自己主張、情熱、創造性を現す「火」の星座。火のサインの天体を多く持つ方は、エネルギッシュで個性的表現を恐れず、行動力豊かな人物となる可能性を持っています。
山羊座・おうし座・乙女座は責任感、努力、現実性を現す「土」の星座。土のサインの天体を多く持つ人は堅実で安定しており、組織的才能を発揮できる可能性を持っています。
天秤座・水瓶座・ふたご座は社交性、コミュニケーション、知的能力を現す「風」の星座。風のサインの天体を多く持つ方は知性的かつ柔軟な姿勢を持ち、豊かな社交性を生かせる可能性を持っています。
蟹座・さそり座・魚座は感受性、他者との共感、想像力を現す「水」の星座。水のサインの天体を多く持つ方は繊細さ、豊かな感情と創造性を発揮できる可能性を持っています。
ホロスコープの中のエレメントの強調と不足
出生図の円はこれら全てのエレメント(四区分)を内包していますが、 天体配置によって特定のエレメントの強調・不足などの偏りが生じます。情熱、責任感、社交性、共感などは全ての人の中に存在する性質ですが、環境や天分によって各性質の配分に個人差が出るという事でしょう。
エレメントの配分を見る時には、特に個人的天体(太陽から火星まで)と木星、土星の配置に重きをおきます。例えば、これらの天体がひとつも火の星座に位置しないばあい、火のエレメントが不足していると考える事ができます。
アメリカ・フロリダ州在住の心理占星家。西洋占星術界の重鎮ノエル・ティルに師事。氏の難解で有名なマスターズ占星術認証コースの最優秀卒業生。日英完全バイリンガルの占星術家で国際的に活動。日本語で占星術セッション実施中。2012年より心理占星術オンライン講座シリーズを開始。2015年より日本で唯一ノエル・ティル公認の占星術師養成講座「占星術マスターズコースJAPAN」を開始。