第2室(2ハウス)の定義
【財産・持ち物・価値観・自己価値・自尊心】
従来の占星術では「金銭、財産」と捉えられている第2ハウスですが、心理占星術においては「自己価値」、つまり自信や自尊心 についても表しています。
第1ハウスが個人の「自己像の発達」を表す経験領域だとすると、第2ハウスは個人が「自信」を発達させ、自分にとって「価値ある財産」を集める経験領域であると考えることができます。
第2ハウスの緊張が意味するもの
第2室の支配星や配置天体が緊張下にある場合、成長途上で自尊心(自己価値)に深い傷がついている可能性があります。劣等感を抱えて大人になると、始めのうちは自分の潜在能力よりかなり低い年収や仕事で満足してしまうかもしれません。
ただし、2ハウスの緊張は必ずしも金銭面における低パフォーマンスを意味するわけではありません。自信のなさを行動や目標の達成によって克服していく事で、人一倍成功する事も可能です。当初自尊心へ受けた傷が、成功への強力なモチベーションとなる、と考える事もできますね。
第2ハウスと人から「見られる」ということ[–>記事の続きを読む]
アメリカ・フロリダ州在住の心理占星家。西洋占星術界の重鎮ノエル・ティルに師事。氏の難解で有名なマスターズ占星術認証コースの最優秀卒業生。日英完全バイリンガルの占星術家で国際的に活動。日本語で占星術セッション実施中。2012年より心理占星術オンライン講座シリーズを開始。2015年より日本で唯一ノエル・ティル公認の占星術師養成講座「占星術マスターズコースJAPAN」を開始。