「蠍」というのは12サインの象徴の中では一番怖いイメージのある生き物で、尾にある毒針に刺されると死んでしまう、または死ぬほど苦しむという話が神話でも出てきます。
人は辛い体験をしたり、ひどい仕打ちを受けると心の奥底に「毒」を抱えてしまうことがあります。
心の毒というのは自分の内面を蝕むだけではなく、人に向けられる事もあります。
自分や周囲を傷つける病的なパターンが、世代を超えて親から子へと受け継がれることも珍しくありません。
蠍座の天体の「成長の方向性」の一つは、こうした「内面の毒」の認識と克服にあるのではないかと考えます。
冥王星や8ハウスと共鳴する蠍座は、「死と再生」「傷と癒やし」という両側面を持つサインです。心理学とも縁が深いサインですね。
アメリカ・フロリダ州在住の心理占星家。西洋占星術界の重鎮ノエル・ティルに師事。氏の難解で有名なマスターズ占星術認証コースの最優秀卒業生。日英完全バイリンガルの占星術家で国際的に活動。日本語で占星術セッション実施中。2012年より心理占星術オンライン講座シリーズを開始。2015年より日本で唯一ノエル・ティル公認の占星術師養成講座「占星術マスターズコースJAPAN」を開始。