牡牛座は「築いて、維持するエネルギー」「現状・あるべき状態を維持する欲求」を表すと言われています。
前のサインの牡羊座が「競争・戦い」に挑む勇気を持つ自分だとすると、牡牛座は「競争・戦いが必要ないくらい安定した状態」を築くための自分だと言えます。
イメージとしては、牡羊座が勇敢に切り開いた辺境の新天地で、牛を飼って生活を安定させるのが牡牛座です。
ノエル・ティル式心理占星術コンサルテーション
牡牛座は「築いて、維持するエネルギー」「現状・あるべき状態を維持する欲求」を表すと言われています。
前のサインの牡羊座が「競争・戦い」に挑む勇気を持つ自分だとすると、牡牛座は「競争・戦いが必要ないくらい安定した状態」を築くための自分だと言えます。
イメージとしては、牡羊座が勇敢に切り開いた辺境の新天地で、牛を飼って生活を安定させるのが牡牛座です。
今月から、【12サインと成長の方向性】という新シリーズを開始します。
出生図が内包する12のサインは、それぞれ独特の「欲求」や「成長の方向性」を表しています。
個人天体(太陽・月・水星・金星・火星)が位置するサインは特に重要で、各天体がどのような欲求を満たしたいのか、どのように成長すべきなのかを表しています。
同様に、アセンダント(ASC)やミッドヘブン(MC)といった「軸」が位置するサインも、社会と関わる上でどのような資質が求められるのかを暗示しています。
自分の天体をそのサインに相応しい方向で表現できれば、成長や充足感に繋がりやすくなります。逆に、諦めたり停滞してしまったりすると、そのサインの望ましくない表現が現れてくるかもしれません。
牡羊座から始めて、毎月一つのサインをテーマにしていきます。このシリーズでも、各サインに天体や軸を持つ方達からのご質問・ご相談を取り上げながら考察していきます。
シリーズ第1弾は「牡羊座の天体」です。牡羊座は「リーダーシップ・力の発揮」や「重要な存在・一番になりたい欲求」を示すといいます。
この「一番になりたい欲求」とは「闘争本能」または「生存本能」と呼ばれるものに近く、「戦わなければ生き残れない」「勝たないと失うものがある」という真実に基づいています。
例えばビジネスの世界では毎日激しい競争が繰り広げられています。どの業界においても、「ベストな存在」であろうとしない限り、永くは生き残れない、というのがシビアな現実です。
個人的なレベルでも、仕事や恋愛で成功するには多くの場合「周囲との競争に勝つ」必要があります。職場で昇進できる枠、意中の人とパートナーになれる枠には限りがあるからです。
人は、何かの場面で望むものを得るために、自分のやり方で「戦う必要」が出てきます。特に牡羊座の天体を持つ人は、どこかで「戦う決意」や「勝負に出る勇気」を発揮し、「自分になれる一番を目指す」必要があります。
重要な局面で勝負を諦めてしまうと、牡羊座の激しいエネルギーが望ましくない形で自分に向けられる可能性があります。これは例えば、他の人の牡羊座のエネルギーに虐げられたり、または自分で自分を傷つけたりするような行為です。
成長のために、牡羊座の天体や軸をどのように表現して行くべきか、皆様のご質問・実体験を取り上げながら考察していきたいと思います。
今月のポッドキャスト:「冥王星のハードアスペクト」の編集が終わりました。
10ヶ月に渡って行った「天体間の対話」シリーズ最終回となります。
冥王星は「変容」「強化」「再生」を表すとされています。どれも素晴らしい可能性を秘めた言葉ですが、それらを経験するためには、冥王星の領域に踏み込む必要があります。
ローマ・ギリシャ神話における冥王星の領域は地下にある死者の国です。心理的には、抑圧された感情が眠る「無意識の領域」を示唆します。
心理的な「地下の世界」に潜るとは、抑圧された過去のトラウマと向き合っていく行為を含みます。「見たくない真実」「思い出したくない心の傷」と直面することもあるでしょう。
出生図の冥王星からのハードアスペクトは、こうした心の傷の存在を示唆すると同時に、重要な変容・再生の可能性を内包しています。太陽ならば自己イメージや自己表現に関する心の傷と再生の可能性、火星ならば怒りや暴力に関するそれがあるかもしれません。
今回のポッドキャストで取り上げた質問・ご相談には、以下のようなものがあります:
この他に冥王星の示唆する「無意識に存在する感情やトラウマ」についても考察しています。
興味のある方は、以下のリンクでお聴きになれます: